CALICO "TEXTILE&WARDROBE 2017"は
無事終了しました。
荒天のなか、お運び下さいまして
本当にありがとうございました。
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millで行う今年の展示は
例年どおり、常設するつくり手の紹介ということを
中心ではありますが、
もうひとつ、私達の住まうこの街の
近いところ、遠いところ
それぞれに根付いたものづくりがあり
その営みを知る、ということを
一つのテーマにしています。
3月の展示は、近い場所のことを
ご紹介します。
東北の編み手たち
3月4日(土)-13日(月)
橋本晶子(岩手)
またたび工房癒里(福島)
工房ストロー(山形)
角館イタヤ工芸(秋田)
東北各地では、それぞれの地域において
自生する植物を素材にしてざるやかご、
そして様々な暮らしの道具を作り続けてきた
という歴史があります。
その事象に興味を持ち、ここ数年
産地を回って感じるのは材料の採取から製作まで
多くの工程を経て作られる編組品は
本来の仕事の形態として
無くなりつつある仕事である。
ということ。
ということ。
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しかしながら、私たちと同世代の作り手の中にも
今までの暮らしに根差した
今までの暮らしに根差した
美しい仕事を受け継いでいこう。
という意欲に満ちている方々もいらっしゃいます。
今回、同じ東北で店を営む私達のように
ものを扱う人間として、ここで何ができるのかな。
と長らく考えていたことがあり
このような会を開くことにしました。
材料の採取、下処理から製作まで、
今回ご紹介するのは一人で行う方が多いので、
大きなものはそれほど多くの数が
ご用意できている訳ではありません。
しかしながら
それぞれ一つ一つの美しさが際立つような
仕事ぶりが垣間見られます。
このブログでは、少しずつそれぞれの作り手を
ご紹介して参ります。